噛み合わせの矯正器具と言ってすぐに思い浮かぶのはブラケットとワイヤーを使用した器具ですが、今は取り外し可能なマウスピースを使って行うことが可能です。透明ですから、ワイヤーよりも目立たないのが特徴です。このマウスピースは「インビザライン」と呼ばれ、「アライナー」と呼ばれる薄いマウスピースを2週間に1度交換していくことで、次第に噛み合わせが調整されます。
費用もワイヤーより安い上に、通院回数も少なくて済む矯正方法です。マウスピースを使用した歯列矯正は、かなり広い範囲の噛み合わせ矯正に使えるようになりました。食事や歯を磨く時もインビザラインなら取り外し可能です。1日、18時間から20時間は装着する必要があります。噛み合わせの状態によって、インビザラインの適用の仕方は異なります。
条件としては、不正咬合が軽い症状であること、そして奥歯や上下の噛み合わせのずれが軽い不正咬合であること、垂直的にずれていない不正咬合であることです。もしこれ以外の不正咬合なら、ブラケットを部分使用し、インビザラインを平行して使う矯正方法が選択されます。
例を挙げてみますと、抜歯が必要な程凹凸が強い噛み合わせの場合なら、部分的に奥歯だけブラケット矯正を行ってから、その後インビザラインを使用する矯正方法に移る、といった方法がとられます。そうすることで歯列矯正の大部分がアライナーで矯正できるようになります。
そうればブラケット装着も目立たなくて済みますよね。アライナーはクリンチェックと呼ばれるソフトを使い、デジタル化された歯列からCAD技術を活用し、徐々に個々に適合したマウスピースが作成されます。この方法なら、最終的に矯正医が決めた治療シュミレーションに基づくアライナーの作成ができます。