「開咬」とは前歯の間に隙間がある噛み合わせ、もしくは前歯は合っているのにも関らず奥歯が合っていない噛み合わせ異常を指します。開咬も、幼児期の指しゃぶりや舌を出す癖などが原因となりやすい噛み合わせ異常になります。開咬だと、ものをうまく前歯で噛み切ることができない、発音が正しく行えない、などの弊害が発生します。
また、開咬になると前歯に隙間ができる為、口の中が乾きやすくて虫歯の発生率が高くなってしまいます。歯列そのものは綺麗に整っていることが多いので、本人は開咬であることに気がつきにくいようです。幼児期のおしゃぶりや指しゃぶりは、噛み合わせ異常の大半の要因になります。鼻呼吸や舌・顎の発達には効果的とされるおしゃぶりは、長期間続けることで噛み合わせに影響を与えます。
指しゃぶりは基本的に6歳前後で自然に治まる、とされていますが、噛み合わせを考慮すれば、なるべく早いうちにやめさせることをオススメします。おしゃぶりを使うのも、目安としては1年程度が限度です。また、「弄舌癖」と呼ばれる前歯の間から舌を出す癖も、開咬の原因となりやすいので要注意です。開咬は矯正して治療しますが、場合によっては顎の骨を切除する手術で調整する必要も出てきます。
病院によっても差がありますが、開咬の治療費は、一般的に70万円から100万円前後だそうです。しかも、開咬治療を目的とした歯列矯正は保険の対象外です。けれど、手術に限っては保険の対象となる可能性がありますから、お医者さんと充分に相談してから治療するようにして下さい。